停電対策をしていたのに「使えなかった」その理由は
発電機、蓄電池、UPS、電源車。
停電対策の手段は複数あります。
しかし現実には、
「備えていたのに使えなかった」
というケースが存在します。
原因は、機器そのものではありません。運用設計にあります。
①操作できる人がいなかった(発電機の落とし穴)
夜間や無人時間帯に停電。
誰も始動できなかった。
発電機は、
・燃料補充
・エンジン始動
・機器接続
といった手動操作が必要です。
扱える人がいなければ、非常用電源にはなりません。
一方、蓄電池は自動切替が可能。
停電時に人手を必要としません。
無人環境では「自動」が前提です。
② 燃料が使えなかった(保管と規制の現実)
発電機の燃料は長期保存に向きません。
ガソリンや軽油は劣化します。
さらに現在は、
・携行缶の規格制限
・購入時の本人確認
・一定量以上の保管に届出義務
など、規制が強化されています。
「いざ買えばいい」は通用しません。
燃料管理は想像以上に手間とリスクがあります。
③ メンテナンス不足
非常用設備は“使わない時間”が長い。
だからこそ、
・定期始動確認
・バッテリー状態チェック
・経年劣化点検
が不可欠です。
数年放置された設備が
停電当日に正常作動する保証はありません。
④ 過負荷で停止(容量設計ミス)
蓄電池にも出力上限があります。
導入当初は問題なくても、
・機器を追加
・消費電力が増加
・同時使用が想定外に拡大

すると、許容量を超えて送電停止します。
ブレーカーと同じく、安全のために止まります。

「入れてあるから安心」は危険です。
容量は固定。負荷は増えがち。
⑤ UPSだけでは足りない
UPSはサーバーや電子機器を「安全に停止する」のための装置です。
長時間運転のための装置ではありません。
サーバーを守るなら、
・UPSで瞬断を防ぐ
・蓄電池で継続給電する
この組み合わせが合理的です。
UPS単体では停電は乗り切れません。

失敗の共通点
すべてに共通するのは、
導入後の運用設計不足
です。
・自動か手動か
・無人でも機能するか
・容量は足りているか
・定期点検しているか
ここを設計していない。

停電対策は「機器選び」ではなく「仕組み設計」
当社では導入前に、
・使用機器の消費電力
・バックアップ時間
・設置環境
・無人時間帯の有無
をヒアリングし、容量設計を行います。
「何時間守れるのか」
「どこまで守るのか」
ここを数値で明確にします。
停電対策は、購入で終わりません。
設計と運用まで含めて、初めて“使える備え”になります。
導入事例や設計内容については、こちらをご覧ください。
UPSは、停電を感知した瞬間に、サーバーを安全にシャットダウンしてデータが破損するのを防ぐための装置です。
サーバーのための停電対策としては有効な手段です。
しかし、ここで気をつけたいのが、UPSはあくまで“正常にサーバーをシャットダウン”するのための機器であり、長時間にわたる電力供給には不十分であるということ。UPSは「守りの一手」ではあるものの、それだけに頼るのはやや心もとないのが現実です。
蓄電池ならより大きな電気容量を備えるための非常用電源ており、長時間・安定して電力を供給しますので停電が長引いた場合でも安心感が違います。
理想的なのは、UPSと大容量の蓄電池を組み合わせて使用すること。UPSで瞬間的な電力の途切れを防ぎつつ、その間に蓄電池からの電源にスムーズに切り替えることで、重要なシステムを無理なく守ることができます。
停電に強い環境づくりのためには、UPSだけに頼らず、用途に合った非常用電源を選ぶことが大切です。

アイケンでは、事前のヒアリングを行い、
お客様のための停電対策をご案内しております
こうした事態を未然に防ぐため、弊社では蓄電池導入時にお客様の使用環境や希望されるバックアップしたい内容を丁寧にヒアリング。
必要な電力量を正確に把握し、停電時にも安心してご利用いただけるようご提案をしています。
バックアップ可能時間の目安についても、具体的な時間をご案内いたします。
「どのくらいの機器が接続できるのか?」
「いざというとき、どれくらいの時間使えるのか?」
など、何でもご相談ください。
お客様に最適なご提案をいたします。お気軽にお問い合わせください。

