蓄電池と発電機、非常用電源として選ぶならどっち?

エンジン発電機

蓄電池と発電機、非常用電源として選ぶならどっち?

地震や台風などの自然災害、突然の停電——。
「もしもの時」に備えて、【発電機】と【蓄電池】を比較検討している方へ。
それぞれのメリット・デメリットを比較解説!両者のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。


用途や設置環境に合わせて、最適な非常用電源を選びましょう!

目次

発電機のメリットとデメリット

エンジン発電機
エンジン発電機

✅ 発電機のメリット

  • 安価で導入しやすい
     発電機は比較的安価で、市販のホームセンターやネットショップなどで気軽に購入できます。
     燃料(ガソリン・軽油)はガソリンスタンドで購入できます。(燃料管理や手続きが必要)
  • 停電時の電力供給が可能
     燃料(ガソリン・軽油)さえあれば、繰り返し発電し続ける事ができるため、長時間の停電にも対応できます。

⚠️ 発電機のデメリット

  • 燃料の補充と手動操作が必要
     電気を使うには、毎回燃料を入れてエンジンを手動で始動する必要があります。
  • 排気ガスが出るため屋内使用は不可
     必ず屋外に設置し、延長ケーブルで機器と接続する必要があります。
  • 夜間や無人時の停電には対応しにくい
     真っ暗な中で手動操作を行うのは難しく、無人時間帯の停電対策には不向きです。
  • 年々厳しくなる「燃料管理」の現実
    2020年以降、、数多くの火災事故や事件を受けて、ガソリンの携行缶による販売時には身元確認や使用目的の確認が義務化されました。これにより、災害時などに備えて燃料を備蓄しようとしても、手続きや保管方法に多くの制限がかかるようになっています。

蓄電池のメリットとデメリット

蓄電池のメリット

  • 自動で電力供給、操作不要
     停電時には自動で切り替わり、すぐに電力供給が始まります。
     手動操作がいらないので、夜間や無人の時間帯にも対応可能です。
  • 屋内設置OK・静音・クリーン
     排気ガスが出ないため室内に設置でき、動作音も静か。オフィスや店舗、集合住宅にも最適です。

蓄電池のデメリット

初期費用が高め
 発電機に比べると導入コストは高くなりますが、補助金制度を活用したり、リース、レンタルなどで負担を抑える方法もあります。

令和6~7年のBCP対策に活用できる助成金・補助金の一例


【東京都】BCP実践促進助成金
【東京都江戸川区】事業継続計画(BCP)の策定にかかる助成金
【新潟県長岡市】BCP・事業承継・経営改善補助金(事業継続・事業承継計画策定推進補助金
【中小企業庁 経営支援部経営安定対策室】事業継続力強化計画認定制度
【神奈川県】BCP策定支援融資
【大阪府堺市】BCP(事業継続計画)に基づく設備資金の制度融資
【大阪府八尾市】意欲ある事業者経営・技術支援補助金
【大阪市堺市】BCP(事業継続計画)に基づく設備資金の制度融資
【大阪府富田林市】商工業振興補助制度
【大阪府河内長野市】河内長野市小規模資金融資
【大阪府藤井寺市】<BCP策定支援枠>(補助率1/2:上限100,000円)
【大阪府熊取町】産業活性化基金事業補助金

助成や補助金は自治体による独自の取り組みを行われている場合があります。
各自治体へご確認ください。

発電機と蓄電池の比較表

比較項目発電機蓄電池
初期コスト安価高め(補助金対象あり)
操作性手動操作が必要自動で電力供給
使用環境屋外のみ(排気ガスあり)屋内設置OK(クリーン)
騒音大きい静音(ほぼ無音に近い)
停電時の対応力有人対応時のみ可夜間・無人でも自動的に対応可
入手性量販店やネットで購入可能専門業者からの導入と搬入
スクロールできます
発電機
発電機
非常用バックアップ電源-安心-
蓄電池
『非常用バックアップ電源-安心-』
初期コスト安価高め
[補助金対象の場合あり]
操作性手動
操作が必要
自動
電力供給
使用環境屋外設置
[排気ガスあり]
屋内
[クリーン]
騒音大きい静音
[ほぼ無音]
停電時の対応力有人時に
手動のみ
夜間・無人に
自動給電
入手性量販店やネットで
購入可能
専門業者からの
導入と搬入
保証1年5年
[保守契約有]
メンテナンス本体と
燃料の管理
お客様による操作
メンテナンスなし

用途や設置環境に応じて最適な選択が異なります。
ご自身のニーズに合わせて比較・検討しましょう。

非常時でも止まらない業務を。
静かで安全、クリーンな蓄電池という選択。

業務用蓄電池は多くの企業や公共施設でも導入が進んでおり、
BCP(事業継続計画)の一環としての備えとして、

  • 在宅医療機器に:静音性やクリーンである事
  • 冷蔵庫や照明の確保に:夜間や無人であっても自動的に蓄電池からの電気供給へ切り替わる事
  • 室内設置が可能
  • 公共施設・医療機関・研究機関への導入が豊富

このような理由から選ばれています。

導入事例はこちら

災害や突発的な停電。その瞬間、業務が止まるリスクを最小限に。
非常時に真価を発揮するアイケンの蓄電池を、ぜひご検討ください。

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